発表会などで劇を行う園が多いと思います!
劇で必ず必要なシナリオの書き方やポイントなどご紹介したいと思います。
ポイント①とりあえず書いてみよう
「劇をやるからシナリオ作ってね!」と言われると何から始めたらいいかわからないですよね!
まずは、お話の内容を決めるところから始めましょう!
絵本を題材にするのか、歌を題材にするのか、いっそ丸ごとお話を作ってしまうのか。
自分にあった作り方があると思います。
はじめはスケッチブックや紙に、アイディアを書き出してみるとまとまりやすいですよ。
叩き台という感じで、練習をしている中で変更していくこともあるので、とりあえずのイメージでシナリオを作っておくといいでしょう!
練習を始めると、立ち位置や小道具、大道具の場所が決まってくるだけでなく、セリフも子どもたちの言いやすいものに変えていく必要がでてくるので、出来上がっていなくても大丈夫です。
ただし、子どものセリフはある程度決めておいた方がいいと思います。
ポイント②いろんな情報を入れよう
私が初めて行った園は、歴史のある園だったので、シナリオを書く用紙や劇で背景に使う模造紙の絵などが、入った段階で使えるものがたくさんありました。
園に用紙がある場合は、そちらを使った方がいいかと思います。
これから紹介することは、自分で作るよ!という方の参考になればと思います。
以前の園で使っていたもので記入していた内容がこちらです。
- 配役・・・役名と子どもたちの名前が入った一覧の表
- 役・・・どの役(誰)が言うかを書く欄
- セリフ・歌・・・セリフや移動時のBGMなどの欄
- 子どもの動き・・・子どもたちが出入りのタイミグや大道具小道具の場所、子どもたちの立ち位置などの欄
- 補助Tの動き・・・ライトや幕の開閉のタイミング、声をかけて欲しい役などの欄
wordで表を挿入し、役、セリフ・歌、子どもの動き、補助Tの動きといった、欄の説明を一番上に入れると見やすいです。
2~5が入った表に記入していくと書きやすいですよ。続きのページは、2~5の欄が線で区切らたものを作っておくと楽ですね!
ポイント③セリフは短めに
お話が決まり、用紙の準備ができたら次はセリフ作りです。
劇の中で、先生が言うセリフ(例えば、ナレーション)は長くても大丈夫です!
自分が読みやすいように文章を作ったり、劇のお話が分かように作ったりしましょう。
子どもたちのセリフは、できるだけ短くするといいでしょう。
長くなるほど、覚えるのが難しいですし、言葉の言い回しも難しくなります。
長くなってしまう場合は、役の人数によって分けたり、短い小節で区切ったりすることもできます!
例えば、
かぐや姫のセリフで
「むかしむかしあるところに竹取の翁というおじいさんがおりました。」
というセリフがあったとします。
セリフを言う役の人が4人いたら。
「むかしむかしあるところに」
「竹取のおきなというおじいさんがおりました」
と2人・2人で分けることができます。
役が2人や3人の場合は、小節で区切ると覚えやすいでしょう。
「むかしむかし」「あるところに」「竹取の翁という」
「おじいさんが」「おりました」
と区切って話すようにすると言いやすくなります。
セリフが書けたら、一度読んでみるといいですよ。
練習してみると意外と大人の考える言葉や言い回しが難しいことにも気づきます。
自分で読むときは子どもになったつもりで、ゆっくり声に出して読むことをおススメします。
ポイント④先生たちに見てもらう
子どもたちとお話を作って劇にしよう~年少~でもお話しましたが、出来上がったら一度、他の先生に見てもらうといいですよ!
見てもらう先生は、同じ学年の先生でもいいですし、主任先生や園長先生、同期の先生でもいいと思います。
自分が1年目の場合、もちろん同期も1年目ですからわからないと思いますが、客観的に見てもらうことで、見つかることもあると思うのでおすすめです。
また、自分の受け持っている学年が、先生が一人という場合は、経験のある先生に見てもらうといろいろなアドバイスがもらえますよ!
ポイント⑤楽譜をつけよう
劇の中で使うBGMの楽譜を、シナリオの一番最後のページに繋げると楽ですよ。
劇の進行を見ながら、楽譜を見て弾くことができるのでおすすめです。
この時、最後のページにのりで貼り付けるのではなく、マスキングテープなどで、長く繋げるのがポイントです!!
また、画用紙などで表紙・裏表紙を付けると長持ちしますし、練習日程や遊戯室の使用時間などを貼っておくとシナリオ1つで済むので便利ですよ!
まとめ
シナリオは何度も作ることで慣れてくると思います。
練習の中で変わっていくことが多いので、本番前には作り直すといいでしょう。
先生自身が楽しみながら作ると劇も楽しいものになると思うので、頑張りましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、またお会いしましょう。
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