卒園式が終わり、春休みも残りわずかですね!いよいよ新学期に向けての準備です。
新年度は、新しいクラスはどんなクラスになるだろうか、どんな子どもたちかな、どんなことをして楽しいもうか!楽しみや期待と不安が入り混じる時期でもありますね!
今回は、保育園・幼稚園・認定こども園で、どのように保育計画を立てていたか、それぞれの計画案をどのように活かすと保育を楽しく考えられるかをご紹介します。
一例ですので、全ての園に当てはまるわけではないと思いますが、保育者の皆さま・保育者を目指す保育学生の皆様の参考になれば幸いです!
新年度のスタート!年間計画
新年度準備で、名札に名前を書いたり、ロッカーに名前と一人一人のマークシールを貼ったりとやることがたくさんありますよね!新しい学年で、新しい先生同士で組んだり、知っている先生と引き続き持ち上げたりと、いろんな環境でスタートします。
年計画を立てることで、保育の一年間の見通しを持つということは、保育者が保育に余裕を持つことができたり、保育者同士のコミュニケーションや方向性を揃えることができます。新年度準備がある程度出来上がったら、学年の先生と一緒に年間計画を立てましょう。
学年で揃えること、各クラスで決めることもこの時に話したり、大きな行事の説明や月当番(筆者のいた園では避難訓練や月の行事の係がありました)の説明も一緒にするといいですね。新人の先生は、わからないことがわかないと思いますが、園の行事の年間計画を見ながら質問してみましょう。
年間計画で記入していたこと
◎基本的生活習慣
4月から子どもたちは集団生活が始まります。年少さんは初めて、年中さんはクラス替え後、年長さんは小学校に向けて。一年間でどこまでできるようになるといいか、大まかな目標を作るといいでしょう。また、学年で揃えた方が良いところでもあります。
例えば、朝登園後の過ごし方、お昼後の絵本を読む場所、スモックなどのたたみ方など、学年で揃えておくことで学年が変わった時に、子どもたちの戸惑いを減らすことができます。まあ、子どもたちは順応性も高いのでかっちりする必要はないと思いますが、保育者の中で共通認識を持つという意味合いが大きいですね。
◎制作
行事で必要なものの制作時期や内容を大まかに決めましょう。4月は年少さんと仲良くなろうの会などがあって、年少さんへのプレゼントを作るというのがありましたね!
母の日・父の日などのプレゼントはどういう方向で行くのか、各クラスで考えるのか学年で揃えるのかなども決めちゃいましょう。学年で揃えるものがあれば、いつ頃作るかなど簡単でいいので話しておくと見通しが持てそうですよね。
◎絵画
どんな目的で描くか、いつどんな物をモチーフにするかなど話し合いましょう。その園ごとにこの日は写生があるよ、遠足後は思い出を形にするよ、経験や発見を描こう、体に注目したものにしようなど、決まりがある場合があります。子どもたちの気持ちを表現する方法としての絵画、技法を使って描く絵画など、どんな方法で描くのかも話してみましょう。新人の先生はぜひ、学生時代に美術の授業などで知った技法を話してみると、計画も楽しみながら立てられるかもですね!
◎体育・英語・音楽
筆者がいた園には、体育・英語・音楽の専門の先生がいました。なので、それぞれの先生といつどんな遊びを取り入れるか、運動会・音楽会の計画はいつから始めるかなども合わせて話し合っていました。担任としてどこを重点的に知って欲しいのか、この学年はどこを伸ばしたいと思っているのかを学年の先生と話し合っていましたね。学年の先生と話したものを専科の先生のところへ持っていき、相談しながら子どもたちの成長を一緒に考えていきました。
◎畑
園の畑が学年ごと割り振られていたので、いつどんな野菜を育てるか、行事や活動と連動させながら計画を立てます。野菜は種まきの時期が重要になるので、種屋さんに問い合わせたり、調べて育てやすい物はどれか早い時期に決める必要があります。この野菜を育てることで子どもたちに何を知って欲しいかなども合わせて考えます。また、野菜の活用方法も考えると決めやすいですね。
例えば、オクラ・ピーマンで野菜スタンプをして形の違いを楽しもう、玉ねぎを二年間で育てて皮を使って植物染めに挑戦しようなど。
苗から育てるのか、種から育てるのかでも難易度は全然変わります。肥料は必要か、水やりはどれくらいの頻度がいいのかなども合わせて調べておくと、子どもたちとやることが必然的に見えてきますね。
◎その他
それ以外には、一年間を通して園が研究している内容などで、学年で揃える必要がある項目を作り記入していました。
年間計画案はあくまでも計画案
年間計画は、見通しを持つという意味で4月のうちに立てることをおススメします。ですが、あくまでも計画です。これは今後紹介する計画案にも言えますが、子どもたちの姿を予想して立てるものが計画案なので、実際の子どもたちの姿から変更していくことも必要です。
計画案があることで、安心できるのは保育者です。子どもたちではないので、今の子どもたちに合ったものに変えていきましょうね。以前、その当時いたの園長先生が「計画なしに臨機応変はできない」とおっしゃっていました。子どもたちの姿を予想すること、その姿に合わせた対応を考えておくことで、その場に合わせた対応ができるようになりますよね。
難しく考える必要はなく、これから出会う子どもたちとどんな楽しい一年にしようかと、わくわくしながら立ててください。保育は保育者楽しむことが大切です。保育に正解はないので、わくわくしながら計画を立てましょうね♪
まとめ
今回は、年間計画についてお話しました。期待と不安が入り混じっていると思いますが、楽しい一年になるように、年間計画を立ててみましょう!
新しいクラスの先生や学年の先生とのコミュニケーションを取ったり、共通認識を持って保育に臨むためにも使えますので、たくさん話しましょう♪他学年の先生とも、「この時期はどんな制作をしますか」など聞いてみて、自分の学年だったらどう活かせるか考えてみるのもいいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また、お会いしましょう。
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